インターネット回線の契約や、速度テストの結果で目にする「Mbps」。一方、ファイルのサイズは「MB」や「GB」で表されます。この2つは単位が違うため、そのままでは比べられません。換算方法を整理します。
ビットとバイト
通信速度の「bps」は、1秒間に何ビット(bit)送れるかを表します。ファイルの大きさの「B」は、バイト(byte)です。
- 1バイト = 8ビット
- 1Mbps = 1秒間に100万ビット = 1秒間に0.125メガバイト(125キロバイト)
ビットとバイトの関係や、GBとMBの換算は、1GBは何MB・何KBかの記事でも詳しく説明しています。
換算式
MB/s = Mbps ÷ 8
| 回線の速さ(理論値) | MB/s |
|---|---|
| 10Mbps | 1.25MB/s |
| 50Mbps | 6.25MB/s |
| 100Mbps | 12.5MB/s |
| 500Mbps | 62.5MB/s |
| 1Gbps(1,000Mbps) | 125MB/s |
ダウンロード時間の計算
時間(秒)= ファイルサイズ(MB)× 8 ÷ 通信速度(Mbps)
または、ファイルサイズ(MB)÷ MB/s でも求められます。
| ファイルの大きさ | 10Mbps | 100Mbps | 1Gbps |
|---|---|---|---|
| 10MB(写真数枚) | 8秒 | 0.8秒 | 0.08秒 |
| 100MB | 80秒 | 8秒 | 0.8秒 |
| 1GB(1,000MB) | 800秒(約13分) | 80秒 | 8秒 |
| 5GB | 4,000秒(約67分) | 400秒(約6.7分) | 40秒 |
計算例:100Mbpsの回線で、1GB(1,000MB)をダウンロードするなら、1,000×8÷100=80秒です。
実測値が理論値より低くなる理由
回線の契約に書かれた速度(たとえば「最大1Gbps」)は、技術上の最大値であり、実際の速度とは異なります。実測値が低くなる主な理由は、次のとおりです。
- 同じ回線を、多くの人が同時に使っている(混雑)
- Wi-Fiの電波状況や、LANケーブルの規格
- パソコンやスマートフォンの処理能力
- 通信先のサーバーの速度
- 通信の制御に使われる情報(ヘッダ)の分、実際のデータ量が減る
そのため、実測値は、契約上の最大速度より低い数字になるのが普通です。速度テストの結果は、時間帯や場所を変えて、何度か測ってみると、傾向がつかめます。
下りと上り
速度テストの結果には、「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」が表示されます。動画視聴やウェブ閲覧は主に下り、動画の投稿やクラウドへの保存は主に上りの速度が関係します。上りの速度のほうが、遅い契約も多いため、両方を確認してください。
まとめ
- 1バイト=8ビットなので、MB/sはMbpsを8で割って求める
- 100Mbpsなら理論上12.5MB/s、1GBは約80秒
- 実測値は、混雑や電波状況により、理論値より低くなる
換算値は理論上の計算です。実際の通信速度は、環境により異なります。