ニュースで「国の予算は○○兆円」「人口は1億○千万人」と聞くとき、桁数が大きくて、イメージしにくいことがあります。日本の数の単位は、4桁ごとに区切る仕組みです。基本を整理します。
数の単位の一覧
| 単位 | 読み | 10の何乗か | ゼロの数 |
|---|---|---|---|
| 万 | まん | 10の4乗 | 4個 |
| 億 | おく | 10の8乗 | 8個 |
| 兆 | ちょう | 10の12乗 | 12個 |
| 京 | けい | 10の16乗 | 16個 |
| 垓 | がい | 10の20乗 | 20個 |
| 秭 | し | 10の24乗 | 24個 |
| 穣 | じょう | 10の28乗 | 28個 |
| 溝 | こう | 10の32乗 | 32個 |
| 澗 | かん | 10の36乗 | 36個 |
| 正 | せい | 10の40乗 | 40個 |
| 載 | さい | 10の44乗 | 44個 |
| 極 | ごく | 10の48乗 | 48個 |
万から先は、4桁(10の4乗)ずつ単位が上がっていきます。
単位どうしの関係
- 1億 = 1万の1万倍 = 10,000万
- 1兆 = 1億の1万倍 = 10,000億
- 1京 = 1兆の1万倍 = 10,000兆
つまり、「万」「億」「兆」…と、それぞれの単位の1万倍が、次の単位になります。
数字を日本の単位で読むコツ
算用数字は、3桁ごとにカンマで区切るのが一般的ですが、日本語の読みは4桁ごとに変わります。そのため、カンマの位置と、読みの区切りがずれます。
例:123,456,789,012円の読み方
- 右から4桁ずつに区切る:1234 | 5678 | 9012
- 左から順に、兆・億・万の単位をつける:1234億 5678万 9012
- 読み:1,234億5,678万9,012円
12桁以上の数なら、さらに左側に「兆」がつきます。たとえば、1,234,567,890,123円は、1兆2,345億6,789万123円です。
身近な数の例
- 日本の人口:1億2千万人台(約1億2,000万人)
- 1兆円は、1万円札を積み上げたら:1枚の厚さ約0.1mmとして、1億枚で約10km
1兆円を1万円札で数えると、1億枚(1兆円÷1万円)です。1枚の厚さは約0.1mmなので、積み上げると約10km(0.1mm×1億枚)になります。
スーパーコンピュータの名称「京」は、10の16乗(1京)という計算速度の目標にちなんでつけられた名前として知られています。
英語の単位との違い
英語では、3桁ごとに単位が変わります(thousand、million、billion、trillion)。そのため、日本語との対応は、次のとおりです。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 1万 | 10 thousand |
| 100万 | 1 million |
| 1億 | 100 million |
| 10億 | 1 billion |
| 1兆 | 1 trillion |
まとめ
- 日本の数の単位は、万・億・兆・京…と、4桁ごとに上がる
- 1億=1万の1万倍、1兆=1億の1万倍
- 3桁区切りの数は、右から4桁ずつ区切り直すと、読みやすくなる
- 英語は3桁ごとに変わるため、1兆は1 trillionに対応する
数の単位は、時代や文献によって、定義が異なる場合があります。ここでは、現在一般的に使われている単位を紹介しました。