「時速60kmで150km走ると、何時間かかるか」「徒歩で1.2km進むのに何分か」。移動の計画を立てるとき、速さ・時間・距離の関係を使います。計算の基本を整理します。
3つの関係
| 求めるもの | 公式 |
|---|---|
| 距離 | 速さ × 時間 |
| 時間 | 距離 ÷ 速さ |
| 速さ | 距離 ÷ 時間 |
「は・じ・き」(速さ・時間・距離の頭文字)と覚えて、図に描く方法もあります。求めたいものを隠して、残りの2つの位置関係で、かけ算かわり算かを判断します。
単位をそろえることが大切
速さの単位が時速(km/h)なら、距離はkm、時間は時間(h)にそろえます。分速(m/分)なら、距離はm、時間は分にそろえます。
- 時速 ÷ 60 = 分速(km/分)
- 時速(km/h)× 1,000 ÷ 3,600 = 秒速(m/s)(つまり、÷3.6)
- 分速(m/分)× 60 ÷ 1,000 = 時速(km/h)
時速と秒速の換算は、時速を秒速に換算する方法で詳しく説明しています。
計算例
距離を求める
時速60kmで2.5時間走ると、60×2.5=150kmです。
時間を求める
150kmの道のりを、時速60kmで走ると、150÷60=2.5時間(2時間30分)です。小数の時間は、60をかけて分に直します(0.5時間=30分)。
速さを求める
3時間で180km進んだなら、180÷3=時速60kmです。
歩く速さを使った計算
不動産の広告では、徒歩1分=80メートルで計算します。これは、時速に直すと、80×60÷1,000=時速4.8kmにあたります。
| 距離 | 徒歩の所要時間(分速80m) |
|---|---|
| 400m | 5分 |
| 800m | 10分 |
| 1.2km(1,200m) | 15分 |
| 2km(2,000m) | 25分 |
| 4km(4,000m) | 50分 |
広告の「徒歩○分」の決まりは、徒歩1分は何メートルかの記事で、端数の扱いも含めて整理しています。
平均の速さに注意
行きと帰りで速さが違うとき、全体の平均の速さは、単純に2つの速さを足して2で割った値にはなりません。たとえば、行きが時速60km、帰りが時速40kmのとき、片道120kmなら、行きは120÷60=2時間、帰りは120÷40=3時間です。往復の距離は240km、時間は5時間なので、平均の速さは、240÷5=時速48kmです。単純平均(50km)よりも低くなります。
まとめ
- 距離=速さ×時間、時間=距離÷速さ、速さ=距離÷時間
- 単位(時速・分速・秒速、km・m)をそろえてから計算する
- 徒歩の目安は分速80m=時速4.8km
- 往復の平均の速さは、全体の距離÷全体の時間で求める
実際の移動時間は、信号や混雑、休憩などで、計算値より長くなります。