食品のパッケージには、「ナトリウム」や「食塩相当量」が書かれています。塩分を気にして選ぶときは、この表示の見方を知っておくと便利です。
この記事では、ナトリウムから食塩相当量を計算する方法と、1日の目標量を整理します。
食塩相当量の計算式
食塩相当量は、ナトリウムの量から、次の式で求められます。
食塩相当量(g)= ナトリウム(mg)× 2.54 ÷ 1,000
2.54は、食塩(塩化ナトリウム)に含まれるナトリウムの割合から、導かれる換算係数です。ナトリウムは、食塩の約39.3%にあたります。
| ナトリウム | 食塩相当量(約) |
|---|---|
| 400mg | 1.0g |
| 800mg | 2.0g |
| 1,000mg | 2.5g |
| 2,000mg | 5.1g |
| 3,000mg | 7.6g |
たとえば、ナトリウムが1,000mgなら、1,000×2.54÷1,000=2.54gです。
食品表示の見方
- 栄養成分表示に、「食塩相当量」が書かれている場合は、その数値をそのまま見ればよい
- 「ナトリウム」だけが書かれている場合は、上の式で食塩相当量に直す
- 表示は、多くの場合、100gあたり、または1食分あたり。食べる量に合わせて計算する
1日の食塩摂取の目標量
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人の食塩相当量の目標量は、次のとおりです。
| 区分 | 1日の目標量 |
|---|---|
| 成人男性 | 7.5g未満 |
| 成人女性 | 6.5g未満 |
農林水産省のページでは、高血圧の治療中の人は、1日6.0g未満にすることがすすめられている、と紹介されています。令和5年の国民健康・栄養調査では、20歳以上の平均摂取量は、男性10.7g、女性9.1gで、目標量より多い状況です。
減塩のコツ
- みそ汁やスープの汁を、全部飲まない
- 麺類のつゆを、残す
- しょうゆやソースは、かけるより、つけて食べる
- 加工食品の食塩相当量を、買う前に確認する
- 香辛料、酢、柑橘、だしなどで、味に変化をつける
調味料の量は、大さじ・小さじのグラム換算の記事で整理しています。しょうゆ大さじ1は約18g、食塩は大さじ1で約18gです。
まとめ
- 食塩相当量(g)= ナトリウム(mg)×2.54÷1,000
- 成人の1日の目標量は、男性7.5g未満、女性6.5g未満(2025年版)
- 表示は、100gあたりか、1食分あたりかを確認する
この記事は、健康に関する一般的な情報です。持病のある方や、食事療法中の方は、医師や管理栄養士の指示に従ってください。