平均値・中央値・最頻値の違い|外れ値があるときはどれを見るか、5人の貯金額で比べる

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豆知識

統計の話で出てくる「平均」。実は、平均値のほかに、中央値、最頻値という代表的な数値があります。どれを使うかで、受ける印象が変わることもあります。3つの違いを整理します。

3つの代表値

名前 意味 求め方
平均値 全体をならした値 全部の値の合計 ÷ 個数
中央値(メジアン) 順に並べたとき真ん中の値 小さい順に並べて、中央の値を取る
最頻値(モード) 最も多く出てくる値 同じ値が一番多いものを選ぶ

テストの点数で計算してみる

5人のテストの点数が、50、60、60、70、100点だったとします。

  • 平均値:(50+60+60+70+100)÷5=340÷5=68点
  • 中央値:小さい順に並べて真ん中(3番目)の値=60点
  • 最頻値:60点が2人で一番多い=60点

平均値は、100点の人に引っ張られて、68点と高めになっています。

外れ値があるとどうなるか

貯金額(万円)が、100、150、200、250、2000の5人がいたとします。2000万円の人だけ、極端に大きい値(外れ値)です。

代表値 結果
平均値 (100+150+200+250+2000)÷5=2700÷5=540万円
中央値 200万円
最頻値 なし(すべて1人ずつ)

平均値は540万円ですが、5人のうち4人はそれより少ない金額です。この場合、中央値の200万円のほうが、実感に近い代表値といえます。

データの個数が偶数のとき

中央値は、データの個数が偶数のときは、真ん中の2つの値の平均を取ります。たとえば、2、4、6、8の中央値は、4と6の平均で5です。

どれを使えばいいか

  • 平均値:データが偏っていないとき。合計から全体を見たいとき
  • 中央値:外れ値があるとき。所得や貯蓄などの、偏りのあるデータ
  • 最頻値:「いちばん多いサイズ」など、よくある値を知りたいとき

たとえば、服のサイズで「いちばん売れたサイズ」を知りたいなら、最頻値が役に立ちます。

ニュースで見るときの注意

世帯の貯蓄や年収のように、少数の大きな値が平均を引き上げるデータでは、平均値が中央値より高くなる傾向があります。統計を見るときは、「平均値」と書かれているのか、「中央値」なのかを確認すると、実態に近い印象がつかめます。

まとめ

  • 平均値は合計÷個数、中央値は真ん中の値、最頻値は最も多い値
  • 外れ値があるときは、平均値が大きくなり、中央値のほうが実感に近いことがある
  • データの個数が偶数のとき、中央値は真ん中2つの平均
  • 目的に応じて、代表値を選ぶ

上記の数字は、説明のための仮の例です。実際の統計は、調査の出典で確認してください。

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