貯金箱に貯めた硬貨を、1枚ずつ数えるのは大変です。そんなときは、重さを量って、枚数を計算する方法が便利です。硬貨の重さは、種類ごとに決まっているからです。
この記事では、重さから枚数を計算する方法と、気をつけたいポイントを整理します。
計算式はシンプル
枚数は、次の式で求められます。
枚数 = 硬貨の総重量 ÷ 1枚あたりの重さ
硬貨1枚あたりの重さは、財務省が公表している次の数値を使います。
| 硬貨 | 1枚の重さ |
|---|---|
| 1円玉 | 1.00g |
| 5円玉 | 3.75g |
| 10円玉 | 4.50g |
| 50円玉 | 4.00g |
| 100円玉 | 4.80g |
| 500円玉 | 7.10g(令和3年以降)/7.00g(旧型) |
計算の例
100円玉の場合
100円玉だけを集めて、重さが960gだったとします。960÷4.8=200枚で、金額は2万円です。
10円玉の場合
10円玉だけで、重さが2,250gなら、2250÷4.5=500枚で、金額は5,000円です。
1円玉の場合
1円玉は、1枚が1グラムなので、重さがそのまま、枚数と金額になります。1円玉が730gなら、730枚で730円です。
手順
- 硬貨を、種類ごとに分ける:1円玉、5円玉、10円玉…と分けます
- 容器の重さを量る:空の容器や袋の重さを、先に量っておきます
- 容器に硬貨を入れて、重さを量る
- 容器の重さを引く:硬貨だけの重さを求めます
- 1枚の重さで割る:枚数が分かります
- 枚数に、金額をかける:金額を出します
キッチンスケール(0.1g単位のもの)があれば、十分に計算できます。
気をつけたいポイント
種類を混ぜない
複数の種類の硬貨が混ざった状態では、重さだけでは、枚数を計算できません。必ず、種類ごとに分けてから量ってください。
500円玉は新旧で重さが違う
現行の500円玉は7.10g、旧型は7.00gで、1枚あたり0.1gの差があります。100枚なら10gの差で、金額にすると、計算がずれます。新旧が混ざっているときは、おおよその枚数として扱ってください。
硬貨の重さには誤差がある
硬貨は、製造のとき、わずかな重さの許容差があります。また、長く使われた硬貨は、すり減って、少し軽くなっていることがあります。数百枚のまとまった枚数では、計算結果が、1〜数枚ずれることがあります。
量りの精度を確認する
はかりの精度が低いと、枚数の計算がずれます。重要な計算では、少ない枚数(10枚など)の重さを先に量って、1枚あたりの重さを確認すると、安心です。
大量の硬貨を、お金として使うとき
貯めた硬貨を銀行などに預けるとき、硬貨の枚数が多いと、窓口やATMの取り扱いに、枚数制限や手数料がかかる場合があります。持ち込む前に、取扱銀行の案内を確認してください。
硬貨の重さの一覧は、硬貨の重さの記事で整理しています。
まとめ
- 硬貨の枚数は、総重量÷1枚の重さで計算できる
- 種類ごとに分け、容器の重さを引いてから、量る
- 500円玉は新旧で重さが違うため、混在に注意する
- 許容差やすり減りで、数枚の誤差が出ることがある
正確な枚数が必要なときは、最終的に、1枚ずつ数えて確認してください。