天気予報の「強い雨」「激しい雨」は、感覚で言葉を使い分けているのではなく、1時間に降る雨の量で決まっています。気象庁の予報用語をもとに、雨の強さの目安を整理します。
雨の強さと1時間雨量
| 予報用語 | 1時間雨量 | 状況の目安 |
|---|---|---|
| やや強い雨 | 10mm以上20mm未満 | 地面一面に水たまりができ、雨音で話し声が聞き取りにくい |
| 強い雨 | 20mm以上30mm未満 | 傘をさしていても濡れる。ワイパーを速くしても視界が悪い |
| 激しい雨 | 30mm以上50mm未満 | 道路が川のようになる |
| 非常に激しい雨 | 50mm以上80mm未満 | 傘は役に立たず、水しぶきで視界が悪い。車の運転は危険 |
| 猛烈な雨 | 80mm以上 | 息苦しさや圧迫感を覚えるような降り方 |
10mm未満の雨は、この表では区分されません。なお、同じ予報用語でも、降る場所の地形や排水状況によって、実際の状況は変わります。
1mmの雨とは
「1時間に10mm」とは、降った雨がどこにも流れず、地面にたまったと仮定したとき、水の深さが1時間で10mmになる、という意味です。面積1平方メートルあたりでは、1mmの雨が1リットルの水にあたります。
| 1時間雨量 | 1平方メートルあたりの水量 |
|---|---|
| 10mm | 10リットル |
| 30mm | 30リットル |
| 50mm | 50リットル |
| 80mm | 80リットル |
たとえば、6畳の部屋(約10平方メートル)の広さに、1時間で50mm降ると、約500リットルの水が降る計算です。
備えの目安
- 30mm以上の雨では、傘が役に立ちにくく、道路の冠水に注意が必要
- 50mm以上では、車の運転は危険な状況とされる
- 大雨のおそれがあるときは、気象庁が注意報や警報を発表する(基準は地域によって異なる)
降り続いたときの量の考え方
雨が一定の強さで降り続いたと仮定すると、降った量は「1時間雨量×時間」で計算できます。たとえば、1時間に30mmの雨が2時間続けば、合計で約60mm、3時間なら約90mmです。
| 1時間雨量 | 3時間続いた場合 | 6時間続いた場合 |
|---|---|---|
| 10mm | 30mm | 60mm |
| 30mm | 90mm | 180mm |
| 50mm | 150mm | 300mm |
実際の雨は強さが変わるので、あくまで目安の計算です。強い雨が長く続くほど、川の増水や土砂災害のおそれが高まります。雨が降り続くときは、1時間雨量だけでなく、これまでに降った総雨量にも注意してください。
まとめ
- 雨の強さは、1時間雨量で区分されている
- 10mm以上でやや強い雨、30mm以上で激しい雨、80mm以上で猛烈な雨
- 1mmの雨は、1平方メートルあたり1リットルの水量
出典:気象庁「雨の強さと降り方」。警報・注意報の基準は地域ごとに異なるため、最新の気象情報をご確認ください。