花火が光ってから、少し遅れて音が聞こえる。雷が光った後に、ゴロゴロと鳴る。音は、光に比べて、ずっとゆっくり伝わります。音の速さと、それを使った計算を整理します。
音速はどのくらいか
空気中の音の速さ(音速)は、気温によって変わります。気温15℃のとき、およそ秒速340メートルです。時速に直すと、340×3.6=1,224km/hです。
気温との関係は、次の式で、おおよそ表せます。
音速(m/s)≒ 331.5 + 0.6 × 気温(℃)
気温別の音速
| 気温 | 音速(秒速) | 時速 |
|---|---|---|
| 0℃ | 約331.5m | 約1,193km |
| 15℃ | 約340.5m | 約1,226km |
| 20℃ | 約343.5m | 約1,237km |
| 30℃ | 約349.5m | 約1,258km |
気温が高いほど、音は速く伝わります。「秒速340メートル」は、15℃前後での目安の値です。
マッハ数とは
飛行機やロケットの速さを、音速との比で表したのが、マッハ数です。音速と同じ速さが、マッハ1です。
| マッハ数 | 速さの目安(15℃付近) |
|---|---|
| マッハ0.5 | 秒速約170m(時速約612km) |
| マッハ1 | 秒速約340m(時速約1,224km) |
| マッハ2 | 秒速約680m(時速約2,448km) |
| マッハ3 | 秒速約1,020m(時速約3,672km) |
旅客機の巡航速度は、マッハ0.8前後といわれています。新幹線の時速320kmは、秒速約88.9mで、マッハ0.26くらいです。
雷までの距離を測る
雷は、光が先に見えて、少し遅れて音が届きます。光の速さは非常に速いので、光は一瞬で届くと考えると、光ってから音が聞こえるまでの秒数に340mをかけると、雷までのおおよその距離が出ます。
| 光ってから音まで | 雷までの距離の目安 |
|---|---|
| 1秒 | 約340m |
| 3秒 | 約1km |
| 10秒 | 約3.4km |
| 30秒 | 約10km |
花火の打ち上げ場所までの距離も、同じ方法で測れます。光ってから5秒で音が届いたなら、340×5=1,700mです。
音の速さが違うもの
音は、空気中より、水中や金属の中のほうが速く伝わります。水中では、秒速約1,500m、鉄の中では秒速約5,000mといわれています。音が伝わる物質によって、速さは大きく変わります。
まとめ
- 音速は、気温15℃で秒速約340m(時速約1,224km)
- 気温が1℃上がると、秒速約0.6m速くなる
- マッハ1は音速と同じ速さ
- 雷が光ってから音までの秒数×340mで、おおよその距離が分かる
数値は概算です。雷が近くで光ったときは、屋外にいる場合は、安全な建物に避難してください。