天気予報で「風速15メートル」と聞いても、どのくらい強いのか、ピンとこないことがあります。風の強さの区分と、秒速を時速に換算する方法を整理します。
風の強さの4段階
気象庁は、10分間の平均風速で、風の強さを次の4段階に分けています。
| 予報用語 | 平均風速 | 目安 |
|---|---|---|
| やや強い風 | 10m/s以上15m/s未満 | 傘がさしにくくなり、樹木全体が揺れ始める |
| 強い風 | 15m/s以上20m/s未満 | 風に向かって歩きにくくなり、転倒するおそれがある |
| 非常に強い風 | 20m/s以上30m/s未満 | 何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物でけがをするおそれがある |
| 猛烈な風 | 30m/s以上 | 屋外での行動は極めて危険 |
風速を時速に換算する
m/s(秒速)に3.6をかけると、km/h(時速)になります。
| 風速 | 時速の目安 |
|---|---|
| 10m/s | 36km/h |
| 15m/s | 54km/h |
| 20m/s | 72km/h |
| 25m/s | 90km/h |
| 30m/s | 108km/h |
換算の詳しい考え方は、時速と秒速の換算の記事も参考にしてください。
平均風速と瞬間風速
上の区分は「10分間の平均風速」です。一瞬だけ吹く「瞬間風速」は、平均風速の1.5倍から3倍程度になることがあります。たとえば、平均風速20m/sでも、瞬間的には30〜60m/sの風が吹く場合があります。
暴風の基準
「暴風」は、暴風警報の基準以上の風を指します。基準は、都道府県ごとに異なります。気象庁のFAQでは、東京地方の場合は風速25m/s以上とされています。
風の力は風速の2乗に比例する
風が物に与える力(風圧)は、風速の2乗にほぼ比例します。つまり、風速が2倍になると、風圧は約4倍、3倍になると約9倍です。
| 風速 | 10m/sを1としたときの風圧の目安 |
|---|---|
| 10m/s | 1 |
| 20m/s | 約4 |
| 30m/s | 約9 |
風速10m/sから30m/sは、数字では3倍ですが、風の力は約9倍にもなります。看板や屋根が飛ぶような被害が、猛烈な風で一気に増えるのは、このためです。強風が予想されるときは、ベランダの物を片づけ、窓の戸締まりを確認しましょう。
まとめ
- 風の強さは、平均風速10・15・20・30m/sを境に4段階
- m/sに3.6をかけると、km/hになる
- 瞬間風速は、平均風速の1.5〜3倍程度になることがある
出典:気象庁「風の強さと吹き方」。地形や周囲の建物によって、実際の風は変わります。