京都の夏といえば、やっぱり祇園祭り！
夏の京都を代表する祇園祭りは、千年以上続く伝統行事です。
1か月間にわたって行われるこのお祭りでは、豪華絢爛な山鉾巡行や幻想的な宵山、屋台グルメなど楽しみどころが盛りだくさん！
初めての人でも思いっきり楽しめるように、スケジュールや見どころ、周辺の観光スポットまで分かりやすくご紹介しました。
この記事を読んだら、きっと今年の夏は京都に行きたくなるはずです！
祇園祭りってどんなお祭り？歴史と基本情報を知ろう
祇園祭りの起源と由来
祇園祭り（ぎおんまつり）は、京都の八坂神社のお祭りとして知られていて、実は平安時代から続くとても歴史のあるお祭りです。始まりはなんと西暦869年。昔、京都で疫病（えきびょう）が流行ったとき、人々はこれを神様の怒りだと考え、災いを鎮めるために66本の鉾（ほこ）を立てて神輿（みこし）を担ぎ、八坂神社の神様を祀ったことがきっかけと言われています。
その後も何百年もの間、京都の町の人たちは毎年このお祭りを大切に守り続けてきました。だからこそ祇園祭りは「日本三大祭り」の一つに数えられ、京都の夏の風物詩として全国から多くの観光客が訪れます。
祇園祭りの最大の特徴は、約1か月間も続くことです。毎日何かしらの行事があり、7月前半は「山鉾巡行（やまほこじゅんこう）」に向けての準備や飾り付けが行われます。そしてクライマックスは大きな山鉾が京都の街中を巡る山鉾巡行と、その前夜に行われる「宵山（よいやま）」です。この宵山では、鉾町と呼ばれる地域の町家が提灯で美しくライトアップされ、歩いているだけでお祭り気分が高まります。
もともと災いをしずめるために始まった祇園祭りは、町の人々の思いや伝統を何百年もかけて受け継いできた貴重な文化遺産です。観光として楽しむのはもちろん、歴史や神様への感謝の気持ちを少しでも感じながら歩いてみると、きっともっとお祭りが楽しく感じられますよ。
どこで開催される？アクセス方法
祇園祭りの中心となるのは、京都の中心部にある八坂神社とその周辺地域です。特に「四条通（しじょうどおり）」「烏丸通（からすまどおり）」「新町通（しんまちどおり）」などのエリアが山鉾巡行のルートになっていて、多くの屋台や行列が集まります。
公共交通機関で行くなら、最寄り駅は阪急電鉄「京都河原町駅」や「烏丸駅」、または地下鉄「四条駅」が便利です。祇園祭りの期間中は交通規制が多く、バスやタクシーは渋滞に巻き込まれやすいので、できるだけ電車を利用するのがおすすめです。
徒歩で移動する場合、主要な山鉾は四条烏丸エリアを中心に広がっているので、比較的歩きやすいです。ただし、宵山の夜は特に人が多く混雑しますので、歩きやすい靴を履いて、こまめに水分補給をしながら楽しんでください。
また、祇園祭りの間は特別に有料の観覧席も設けられます。山鉾巡行をゆったりと座って見たい人には、有料席を事前に予約するのもおすすめです。大通り沿いに座席が用意されていて、カメラを構えるのにも絶好のポジションになりますよ。
京都の夏はとても暑いので、暑さ対策を忘れずに。アクセスや移動時間を事前にしっかり確認しておくと、より安心してお祭りを楽しめます！
1か月間の全体スケジュール
祇園祭りは7月1日から31日までの1か月間続きますが、特に注目したいのは前半と後半のハイライトです。
まず、7月1日からは「吉符入（きっぷいり）」という神事が行われ、八坂神社での祈願がスタートします。7月10日には「お迎え提灯」があり、神様をお迎えする儀式が行われます。
そして、見どころの一つが「宵山（よいやま）」。これは山鉾巡行の前夜祭で、前祭の宵山は7月14日〜16日、後祭の宵山は7月21日〜23日に行われます。この期間中は屋台が立ち並び、各山鉾町が提灯で美しくライトアップされます。
最大のクライマックスが「山鉾巡行」です。前祭の山鉾巡行は7月17日、後祭の山鉾巡行は7月24日に開催され、巨大な山鉾が伝統の掛け声とともに京都の街を進んでいきます。この迫力は一度は生で見る価値があります！
最後に7月31日には「疫神社夏越祭（えきじんじゃなごしさい）」があり、1か月の祇園祭りの締めくくりとなります。
長期間開催されるので、どのタイミングで行くかによって楽しみ方が変わります。旅行の予定を組むときは、自分がどの行事を見たいかを決めてから計画を立てるのがおすすめです。
祇園祭りに行くときの服装と持ち物
祇園祭りが行われる7月の京都はとにかく暑いです。最高気温は35度近くになる日も多く、日差しも強いので、動きやすく涼しい服装が基本です。浴衣を着てお祭り気分を味わう人もたくさんいますが、歩きやすいサンダルや履き慣れた靴を選ぶのがおすすめです。
持ち物としては、日傘や帽子、ハンディ扇風機、こまめに水分補給できるペットボトルや水筒があると安心です。宵山や山鉾巡行では長時間立っていることも多いので、汗ふきシートやハンカチ、折りたたみイスがあると便利です。
また、夕方から夜にかけては急な雨が降ることもあるので、折りたたみ傘やカッパを持っておくといいでしょう。屋台で買い物をするなら、両手が空くリュックや斜めがけバッグが便利です。
小さなお子さん連れの場合は、熱中症対策を万全にして、人混みではぐれないように迷子防止グッズを持つのもおすすめです。混雑時にはベビーカーより抱っこ紐のほうが移動しやすいですよ。
小さなお子さん連れでも楽しめるポイント
祇園祭りは人が多くて混雑するので、小さなお子さん連れで行くときは無理のない計画を立てるのがポイントです。宵山の夜など特に混む時間帯は避けて、午前中や平日の早い時間に行くと比較的ゆったり見られます。
屋台が並ぶエリアでは食べ物や飲み物をこまめに補給しながら歩きましょう。熱中症対策として、水分と塩分が取れるおやつを用意しておくと安心です。
人混みではぐれてしまわないように、目立つ帽子やリュックを身につけさせるのも良い方法です。また、ベビーカーは人が多い道では動きにくいので、抱っこ紐のほうがスムーズに移動できます。
山鉾巡行を見たい場合は、有料の観覧席を予約するのがおすすめです。座って見られるのでお子さんも疲れにくく、ゆったりと楽しめます。
祇園祭りには子ども向けの屋台も多いので、金魚すくいやヨーヨー釣りなどで夏の思い出を作ってくださいね。
必見！山鉾巡行を120%楽しむ方法
山鉾巡行とは？ルートと時間
祇園祭りのハイライトと言えば「山鉾巡行（やまほこじゅんこう）」です。巨大な山鉾が京都の街中をゆっくりと進む光景はとても迫力があり、世界的にも有名です。
山鉾巡行は前祭（さきまつり）と後祭（あとまつり）の2回行われます。前祭は7月17日、後祭は7月24日に開催されます。山鉾の数は前祭が23基、後祭が10基で、それぞれ違った飾り付けや形をしています。
ルートは四条烏丸をスタートして、河原町通を北上し、御池通を進んで新町通へ戻るという形が一般的です。巡行は午前9時ごろから始まり、だいたい午後まで続きます。早めに場所を取らないと人でいっぱいになってしまうので、良い場所で見たい場合は朝早くから準備するのがおすすめです。
山鉾はそれぞれテーマがあり、豪華絢爛な装飾やからくり人形が乗っているものもあります。山鉾が角を曲がるときの「辻回し（つじまわし）」という技も見どころの一つです。これは車輪の下に竹を敷き、水をまいて滑らせながら方向転換する大技で、観客から大きな拍手が起こります。
山鉾巡行は混雑必至なので、熱中症対策を忘れずに。できれば前もってルートを調べておくとスムーズです。
前祭と後祭の違い
祇園祭りの山鉾巡行は、7月17日に行われる「前祭（さきまつり）」と、7月24日に行われる「後祭（あとまつり）」の2回に分かれています。昔は1回だけだったのですが、江戸時代から2回に分けて行う形になり、現在もその伝統が続いています。
前祭の方が山鉾の数も多く、規模も大きいのが特徴です。前祭には23基の山鉾が参加し、豪華絢爛な装飾をまとった山鉾が連なって進む様子は圧巻です。一方、後祭は10基と少なめですが、その分ゆったりと落ち着いて見られるのが魅力です。観光客も前祭ほど多くないので、混雑を避けたい方には後祭がおすすめです。
また、前祭と後祭では巡行ルートが少し異なりますし、飾りや町の雰囲気も変わります。前祭はお祭りムードが一気に高まるにぎやかな雰囲気、後祭は伝統をじっくり味わえる大人な雰囲気と言われることもあります。
両方を見ることができれば、同じ山鉾巡行でも違った楽しみ方ができます。予定が合えば、ぜひ前祭と後祭の両方を見て比べてみてくださいね。
おすすめ観覧スポット
山鉾巡行をしっかり楽しみたいなら、どこで見るかがとても大事です。おすすめは、四条烏丸交差点周辺と河原町御池付近です。この辺りは山鉾が方向を変える「辻回し（つじまわし）」が見られるポイントで、迫力満点の瞬間を目の前で見られます。
ただし、人気のスポットは早朝から場所取りをする人が多いので、良い位置を確保するなら7時〜8時頃には到着しておくのがベターです。立ち見で長時間いることになるので、日傘や帽子、水分補給は必須です。
もっと快適に見たい場合は、有料の観覧席を購入するのもおすすめです。有料席は御池通沿いに設置されることが多く、座ってゆったり見られるので、写真を撮りたい方やお子さん連れにもぴったりです。
混雑を避けたい方は、後祭のほうが比較的空いていて、どの場所でも見やすいです。祇園祭りの魅力を存分に感じるために、観覧スポットはぜひ事前にチェックしておきましょう。
有料観覧席は買ったほうがいい？
山鉾巡行を快適に楽しむなら、有料観覧席を買うのも一つの方法です。料金は1席3000円〜4000円ほどで、場所によって金額は少し異なります。有料席の最大の魅力は、なんといっても座ってゆっくり見られること。真夏の炎天下で長時間立ちっぱなしになると体力的にとても大変なので、特に小さなお子さん連れやご高齢の方にはおすすめです。
また、有料席は巡行の見どころである「辻回し」がよく見える場所に設置されていることが多く、迫力のシーンを間近で見られます。カメラで撮影するときも人混みで埋もれずに済むのが嬉しいポイントです。
ただし、有料席は数に限りがあるので、早めの予約が必須です。6月ごろから公式サイトや旅行代理店などで販売が始まるので、予定が決まったら早めにチケットをゲットしましょう。
立ち見でも楽しめますが、暑さと混雑を考えると、有料席は快適さと安全を両立できるとてもありがたい選択肢です。
写真をきれいに撮るコツ
祇園祭りでは、美しい山鉾や提灯、にぎやかな人々の姿など、写真に収めたくなる瞬間がたくさんあります。特に山鉾巡行では、迫力ある山鉾の姿をきれいに撮るために、撮影ポイントとタイミングを知っておくと便利です。
まず、巡行ルートの曲がり角にあたる「辻回し」の場面は必見のシャッターチャンスです。鉾が大きく方向転換する迫力満点の瞬間を撮るなら、角度を変えて連写モードを使うのがおすすめです。
逆光を避けるためには、太陽の位置も大切です。巡行は午前中からお昼にかけて行われるので、見る方向によっては逆光になってしまうこともあります。撮影前に日差しの方向をチェックしておきましょう。
宵山では夜のライトアップが美しく、提灯や町家の灯りが幻想的です。夜景を撮るときは、手ブレを防ぐためにスマホでも手持ちのミニ三脚があると便利です。スマホのナイトモードもぜひ活用してみてください。
また、人気の場所は人が多いので、他の人の頭や手が写り込まないように、少し高い位置から撮るのもポイントです。素敵な写真を撮って、夏の思い出をたくさん残してくださいね。
夜が一番きれい！宵山を歩いて楽しもう
宵山ってどんな雰囲気？
宵山（よいやま）は祇園祭りの中でも特に人気の行事です。山鉾巡行の前夜祭にあたる期間で、前祭の宵山は7月14日から16日、後祭の宵山は7月21日から23日に行われます。
この期間中は、各山鉾町が提灯で美しくライトアップされ、町家の中には貴重な屏風（びょうぶ）やお宝が展示される「屏風祭り」も楽しめます。夜になると通りが幻想的な光に包まれ、まるで昔の京都にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
通りにはたくさんの屋台が並び、ベビーカステラやかき氷、焼きそばなどのお祭りグルメの香りが漂ってきます。子どもから大人まで楽しめるゲーム屋台もあり、歩いているだけで心がウキウキします。
人はとても多いですが、にぎわいの中を浴衣で歩くのも特別な体験です。写真映えするので、ぜひカメラもお忘れなく！混雑が心配な場合は、夕方早めの時間に行くのがおすすめです。
祇園祭りの中で最もロマンチックな時間帯と言われる宵山。暑さ対策と歩きやすい靴を準備して、ぜひ幻想的な夜を楽しんでください。
屋台グルメのおすすめ
祇園祭りの宵山では、たくさんの屋台が通りにずらりと並びます。京都の夏の夜を彩る屋台グルメは、お腹も心も大満足間違いなしです！
定番人気はやっぱり「焼きそば」「たこ焼き」「ベビーカステラ」。焼きたての香ばしい香りは食欲をそそり、歩きながらでも食べやすいのが嬉しいポイントです。
京都らしさを感じたいなら「冷やしきゅうり」や「はしまき」などもおすすめ。冷やしきゅうりは暑い夜にさっぱりしていて、歩き疲れた体に染みわたります！
また、地元のお店が出すオリジナル屋台も増えてきていて、祇園祭り限定のグルメを味わえることもあります。
甘いもの好きには「みたらし団子」や「りんご飴」も外せません。食べ歩きする時は、ゴミ袋を持参してゴミを自分で持ち帰るのがマナーです。混雑した場所では人にぶつからないよう、道の端で立ち止まって食べるのがおすすめです。
屋台は夜遅くまで開いているところが多いですが、人気の店は早めに売り切れてしまうこともあるので、食べたい物が決まっているなら早めに回ると安心です。
色々な屋台を少しずつ味わって、祇園祭りの夜を満喫しましょう！
提灯と町家のライトアップ
宵山の大きな魅力は、なんといっても提灯と町家の幻想的なライトアップです。
祇園祭りでは各山鉾町がそれぞれの山鉾を提灯で美しく飾りつけ、夜になるとほんのり灯る明かりが街全体を包み込みます。この光景を見ながら歩くだけでも、普段とは違う京都の雰囲気をたっぷり味わえます。
町家では「屏風祭り」といって、昔から伝わる屏風や家宝を通りに面した窓から公開してくれます。普通の観光では見られない貴重な美術品を間近で見られるのも、宵山の楽しみのひとつです。
提灯の光に照らされた山鉾は昼間とは全く違う表情を見せてくれます。昼間の迫力ある姿もいいですが、夜の神秘的な姿もぜひ写真に残してみてください。
おすすめは、少し離れた位置から提灯の光が連なるように撮ること。幻想的でインスタ映え間違いなしです。
歩いていると、祇園囃子（ぎおんばやし）の音色が聞こえてきて、心がわくわくしてきます。お祭り気分を味わいながら、京都の歴史や文化を感じる宵山のライトアップは一生の思い出になりますよ。
屋台めぐりの注意点
祇園祭りの屋台めぐりは楽しいですが、混雑の中でトラブルにならないようにいくつか気をつけたいポイントがあります。
まず、歩きながら食べると人にぶつかって食べ物を落としてしまうことがあります。できるだけ道の端に寄って立ち止まって食べるのがおすすめです。
ゴミのポイ捨ては絶対NG！祇園祭りは多くの人が訪れるので、ゴミの分別や持ち帰りを意識して、周りの人も気持ちよく楽しめるようにしましょう。小さなビニール袋を持参すると便利です。
また、貴重品の管理も大切です。人混みではスリや落とし物が増えるので、リュックは前に抱えるなどして注意してください。
屋台で小銭を使う場面が多いので、お財布に小銭を多めに用意しておくとスムーズです。
小さなお子さん連れの場合、屋台で熱い鉄板などに手を触れてしまわないように気をつけてください。行列に並ぶ間も、熱中症対策の水分補給を忘れずに！
安全にマナーを守って楽しむことで、屋台めぐりがもっと思い出深いものになります。
雨の日の楽しみ方
祇園祭りは梅雨明け前後なので、時には雨に降られてしまうこともあります。でも、雨の日ならではの祇園祭りの楽しみ方もあるんです！
まず、山鉾には雨除けのカバーがかけられることがあります。これは普段は見られない姿なので、逆に貴重なシャッターチャンス！雨に濡れた石畳に提灯の光が映り込んで、街がより幻想的に見えるのも魅力です。
宵山での屋台めぐりは、傘をさして歩くと周りの人に当たらないよう注意が必要です。混雑した道では小さめの傘やレインコートがおすすめです。
足元が滑りやすくなるので、滑りにくい靴を履いておくと安心です。
また、雨の日は人出が少し減るので、屏風祭りをゆっくり見られるチャンスです。町家の中に入れる場所もあるので、雨宿りしながら貴重な美術品を眺めてみてください。
どうしても外を歩くのが大変なときは、近くのカフェや甘味処に立ち寄って休憩するのも素敵です。雨の日だからこそ味わえる、しっとりとした京都の風情を楽しんでくださいね。
祇園祭りの屋台グルメ完全攻略
定番の人気グルメ
祇園祭りの屋台といえば、やっぱりお祭り気分を盛り上げてくれる定番グルメは外せません！
京都の宵山を歩いていると、どこからともなく漂ってくる香ばしい香りにお腹が鳴ってしまう人も多いはずです。
まず外せないのが「ベビーカステラ」。小さくて食べやすく、ほんのり甘くて何個でも食べられるのが魅力です。袋を開けたときのふわっとした香りがたまりません。
「焼きそば」や「たこ焼き」もお祭りの鉄板メニュー。熱々のソースの香りが人混みの中でもすぐわかります。
最近は定番メニューだけでなく「はしまき（お好み焼きを箸に巻き付けたもの）」や「フルーツ飴」など、ちょっと変わったメニューも増えています。特にりんご飴やぶどう飴は見た目が可愛くて写真映えも抜群です。
京都ならではの味を楽しみたいなら「冷やしきゅうり」や「だし巻き玉子串」もおすすめです。暑い中で食べる冷やしきゅうりはさっぱりしていて、火照った体をクールダウンしてくれます。
お祭り会場を一周して、いくつかの屋台でちょっとずつ買い食いするのも楽しいですよ！味の好みが違う家族や友達とシェアしながら色んな味を楽しんでみてくださいね。
地元民おすすめの穴場屋台
祇園祭りは観光客向けの屋台だけでなく、地元の人に長年愛されている穴場屋台もたくさんあります。
行列ができる人気店はもちろん美味しいですが、混雑を避けたいなら地元の人が知っているエリアを少し外れてみるのがおすすめです。
例えば、四条通から一本奥に入った新町通や室町通には、昔ながらの町家の軒先で地元の人が営む屋台が並びます。
ここではおばあちゃん手作りのわらび餅や、京都らしい味付けのお漬物串など、他ではなかなか味わえないものが見つかることもあります。
中には地元の子どもたちが楽しむ小さなゲーム屋台もあって、にぎやかすぎない雰囲気でのんびり屋台を楽しめます。
こういう場所では観光客より地元の人が多いので、混雑が少なく落ち着いて食べ歩きできるのが嬉しいポイントです。
お店の人と「どこから来たの？」なんて会話をしながら、美味しいものを教えてもらえることもあります。祇園祭りは人の温かさを感じられるのも魅力のひとつです。
少し足を伸ばして、観光客があまり行かない穴場屋台を探してみてください。きっと特別な一品に出会えるはずですよ！
食べ歩きのマナー
祇園祭りの屋台グルメを楽しむときに大切なのが「マナー」です。お祭りは多くの人が集まる場所なので、みんなが気持ちよく過ごせるように一人一人の心がけが大切です。
まず、歩きながらの食べ歩きはできるだけ避けて、道の端に寄って立ち止まって食べるのが基本です。人にぶつかって食べ物を落としたり、服を汚してしまうトラブルを防げます。
ゴミのポイ捨ては絶対にしないこと！屋台の近くにはゴミ箱が設置されている場合が多いですが、混雑でゴミ箱がいっぱいになることもあります。小さめのビニール袋を持参して自分でゴミを持ち帰ると安心です。
大きな声で騒いだり、道の真ん中で長時間立ち止まって通行を妨げるのもマナー違反です。お祭りでは色々な人が楽しんでいるので、譲り合いの気持ちを忘れないようにしましょう。
お子さん連れの場合、屋台の鉄板や熱い串に手を触れないように目を離さないことも大切です。
小銭を多めに用意しておくと会計がスムーズにできて、行列の流れも止めずに済みます。
みんなが気持ちよく祇園祭りを楽しめるように、ちょっとしたマナーを守りながらお祭りグルメを味わってくださいね。
混雑を避ける時間帯
祇園祭りはとても人気のお祭りなので、時間帯によっては歩くのも大変なほど混み合います。特に宵山の夜は観光客で大賑わい！
混雑をできるだけ避けたいなら、少し時間をずらすのがおすすめです。
屋台が本格的にオープンするのは夕方ごろですが、昼間から営業しているお店もあります。比較的人が少ないのは、平日のお昼過ぎや夕方の早い時間帯です。
19時を過ぎると仕事終わりの人や観光客が一気に増えるので、17時頃までに食べたいものを一通り楽しんでおくと混雑を回避できます。
また、後祭の宵山は前祭に比べて人が少ないので、ゆっくり楽しみたい人におすすめです。雨の日も人が減る傾向があるので、雨具を用意して楽しむのもありです。
混雑を避けたい場合は、あらかじめ屋台の場所を地図で確認しておいて、スムーズに回れるルートを決めておくと安心です。
暑い時期なので、空いている時間に無理せず楽しんでくださいね！
ゴミの捨て方とエコ情報
祇園祭りを楽しんだ後、屋台で出たゴミをきちんと処理することも大切です。
屋台近くにはゴミ箱が用意されていることが多いですが、混雑時にはすぐにいっぱいになることも。ゴミをポイ捨てすると町を汚すだけでなく、地域の人に迷惑がかかってしまいます。
おすすめは、小さめのゴミ袋を持参して自分で持ち帰ること。紙皿や串、割りばしなどをまとめておけば、自宅や宿泊先で分別して捨てられます。
最近ではエコ意識が高まっていて、屋台でもリサイクル容器を使ったり、ゴミを減らす取り組みをしているお店が増えています。
マイボトルを持っていって飲み物を入れてもらったり、使い捨ての割りばしを断ってマイ箸を使う人も増えています。
京都の町を大切にする気持ちを持って、エコな工夫をしながら祇園祭りを楽しめたら素敵ですね。
ゴミの分別や持ち帰りをするだけでも、来年もみんなが気持ちよく祇園祭りを楽しめる大きな一歩になります！
祇園祭りをもっと楽しむ！周辺観光スポットとモデルコース
祇園エリアのおすすめ観光地
祇園祭りを訪れたら、周辺の観光地も一緒に楽しむのがおすすめです！
祇園は京都らしい古い町並みが残る場所で、風情ある街歩きができます。
まず外せないのが「花見小路（はなみこうじ）」。石畳の道沿いには伝統的な町家が立ち並び、舞妓さんが歩いている姿を見かけることもあります。
昼は散策やお茶を楽しみ、夜は町家の明かりがともってとても幻想的です。
祇園の中心にある「八坂神社」は、祇園祭りの主役ともいえる場所です。お祭りの合間にお参りして、無病息災を願ってみてください。
神社の境内は自由に入れるので、暑さに疲れたときの休憩スポットとしてもぴったりです。
少し足をのばすと「建仁寺（けんにんじ）」もおすすめ。
日本最古の禅寺で、美しい庭園や「風神雷神図屏風（ふうじんらいじんずびょうぶ）」のレプリカを見ることができます。
お祭りの賑わいとはまた違った、静かな京都を味わえますよ。
他にも、祇園周辺にはおしゃれなカフェや甘味処がたくさん。抹茶スイーツやかき氷でクールダウンするのも楽しみのひとつです。
お祭りだけじゃなく、京都らしい景色とグルメも満喫してください。
八坂神社と一緒に参拝しよう
祇園祭りの中心となる「八坂神社」は、京都を代表する神社のひとつです。
地元の人からは「祇園さん」と呼ばれ親しまれていて、祇園祭りはこの八坂神社のご祭神を祀るお祭りなんです。
お祭りの時期はもちろん、普段も多くの参拝客でにぎわっています。
境内には大きな朱塗りの楼門（ろうもん）があり、夜になると提灯が灯ってとても幻想的です。
境内を歩いているだけでも、京都の歴史や神聖な雰囲気を肌で感じられます。
八坂神社は、縁結びや厄除け、病気平癒のご利益があるとされていて、祇園祭りの間にお参りするとよりご利益があると言われています。
本殿でお参りした後は、美しい庭園を散策したり、境内にある小さなお守り屋さんをのぞいてみるのも楽しいですよ。
祇園祭りで人混みに疲れたら、八坂神社の境内で少し休憩するのもおすすめです。
木陰やベンチがあり、意外と静かに過ごせる穴場スポットです。
せっかく祇園祭りに来たなら、ぜひ八坂神社にも立ち寄って、無病息災や厄除けをお願いしてみてくださいね。
カフェや休憩スポット
祇園祭りはとにかく歩く時間が長くなるので、途中で休憩できるスポットを知っておくと安心です。
祇園周辺にはおしゃれなカフェや老舗の甘味処がたくさんあります！
例えば、花見小路や四条通沿いには、町家をリノベーションしたカフェがあります。
昔ながらの木造建築に座敷席があったり、坪庭を眺めながら抹茶パフェをいただけたりと、京都らしさを満喫できます。
夏の暑さで疲れた体には、ひんやりスイーツがおすすめです。
抹茶かき氷や冷たいぜんざいは、歩き疲れた体をほっと癒してくれます。
カフェだけでなく、コンビニのイートインやデパートの休憩スペースを活用するのもありです。
お子さん連れや高齢の方と一緒の場合は、トイレの場所も事前にチェックしておくと安心です。
祇園祭りは一日がかりになることも多いので、適度に座って涼しい場所で休憩するのがポイント。
時間に余裕をもって計画して、無理のないお祭り散策を楽しんでください。
1日モデルコース
祇園祭りを思いっきり楽しむなら、観光スポットを組み合わせた1日モデルコースがおすすめです！
ここでは、宵山と観光を両方満喫できるプランを紹介します。
【午前】
朝は涼しいうちに祇園周辺を散策スタート！
花見小路を歩いて風情ある町並みを楽しんだり、建仁寺で庭園を眺めて心を落ち着けるのもいいですね。
【お昼】
八坂神社を参拝して、境内で祇園祭りの歴史を感じましょう。
参拝後は、近くの町家カフェで名物の抹茶スイーツや冷たいおそばでランチタイム。
【午後】
午後は四条通の屋台エリアへ移動して、日が暮れる前にお目当ての屋台を下見しておきます。
混雑がピークになる前に、地元の人が教えてくれる穴場屋台で一休み。
【夕方〜夜】
日が落ちて提灯に灯りがともったら宵山を満喫！
幻想的なライトアップされた山鉾を歩きながら見物し、屋台グルメを味わってお祭り気分を存分に楽しみましょう。
【夜】
最後に、八坂神社に戻って夜の境内を散策。
人が少なくなる夜の神社はとても神秘的で、昼とは違う雰囲気を感じられます。
このモデルコースなら、祇園祭りの見どころと京都らしい風情の両方をたっぷり楽しめますよ！
宿泊するならここがおすすめ
祇園祭りを存分に楽しむなら、泊まりでゆっくり過ごすのもおすすめです！
京都は人気の観光地なので、祇園祭りの時期はホテルや旅館の予約がすぐに埋まってしまいます。
なるべく早めに予約するのがポイントです。
おすすめは、四条烏丸や祇園エリアの宿泊施設。
山鉾巡行のルートにも近く、歩いてすぐに会場へ行けるのでとても便利です。
町家をリノベーションしたおしゃれな京町家宿や、和室が落ち着く老舗旅館に泊まれば京都らしさを味わえます。
家族旅行なら、駅からアクセスしやすいホテルも便利です。大浴場があるビジネスホテルなら、1日歩き回った疲れをしっかり癒せます。
少しだけ中心部を離れて、四条大宮や京都駅周辺に泊まるのも一つの方法です。
交通の便が良くて値段も中心地よりお得なことが多いので、予算を抑えたい人にもおすすめです。
翌朝は早起きして、混雑前の観光地を巡るのも贅沢な楽しみ方ですよ。
泊まりがけで祇園祭りを満喫して、京都の夏を心ゆくまで堪能してください！
まとめ
今回は、京都・祇園祭りを思いっきり楽しむためのスケジュール、見どころ、屋台グルメ、そして周辺観光スポットまで詳しくご紹介しました。
1か月にわたって行われる祇園祭りは、歴史や伝統だけでなく、街全体が一体となって盛り上がる特別なお祭りです。
山鉾巡行や宵山の幻想的なライトアップ、屋台グルメを味わいながら歩く夜の街並み、そして八坂神社をはじめとする京都らしい観光地の散策…。
何度訪れても新しい発見があるのが祇園祭りの魅力です。
ぜひ、この記事を参考にして、暑さ対策を万全に、マナーを守りながら、思い出に残る夏のひとときをお過ごしください。
京都の夏を彩る祇園祭りで、素敵な思い出を作ってくださいね！
