「+18から始まる電話番号って何?出ても大丈夫なの?」
突然スマホに見慣れない番号からの着信があったとき、不安になったことはありませんか?特に+1809や+1829といった国際番号からの電話は、実は詐欺や高額課金を狙った危険なワナである可能性が高いのです。
この記事では、+18で始まる電話番号の正体から、出てはいけない理由、実際の被害事例、そしてすぐにできる着信拒否の方法まで、わかりやすく丁寧に解説します。迷惑電話から身を守るために、ぜひ最後まで読んで今すぐ対策を始めましょう!
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+18から始まる電話番号とは?その正体を知ろう
+18の国番号はどこ?どんな番号なのか
電話番号の最初に「+18」が付いている場合、それは海外からの電話であることを示しています。「+18」というのは国際電話の国番号で、実際には「+1809」「+1829」「+1849」など、ドミニカ共和国やその他の中南米の国々が多く該当します。これらの国々は日本と特に密接な関係があるわけではないため、通常の生活でこのような国から電話がかかってくることは非常に稀です。
この番号を利用した詐欺電話が増えている背景には、「ワン切り詐欺」や「高額通話料を狙った詐欺」の存在があります。見知らぬ番号に好奇心から折り返すと、実は高額課金される通話先につながるよう仕組まれているのです。詐欺師たちはあえて見慣れない国番号を使うことで、不安や好奇心をあおって折り返させるテクニックを駆使してきます。
また、+18で始まる電話番号が表示されても、実際には発信元を偽装していることもあるため注意が必要です。国番号が正しくても、それが本当にその国からかかってきたとは限らないのです。こうした番号に出ない・折り返さないという基本が、自分の身を守る第一歩になります。
なぜ見知らぬ国から着信があるのか
見知らぬ海外の国番号から電話がかかってくる理由の多くは、詐欺行為やマーケティング目的です。とくに+18などの番号は、インターネット上の何らかの登録や個人情報流出が原因で、自分の電話番号が海外の詐欺リストに載ってしまったことがきっかけになっています。
一部の詐欺グループは、自動で無作為に電話番号を生成し、国際電話をかけてワン切りを仕掛けるシステムを持っています。その中にたまたま日本の番号が含まれていたというケースもありますし、過去に何らかのウェブサービスやアプリで個人情報を登録した結果、第三者に情報が渡ってしまった可能性もあります。
また、LINEやSMSなど他の通信手段と組み合わせて攻撃を仕掛けてくるケースもあります。たとえば、+18の番号から着信があり、その直後に「先ほどの件です」といった内容のSMSが届くこともあります。これは心理的に「なにか重要な用事かもしれない」と思わせ、詐欺に誘導する狙いがあります。
このような仕組みを理解していれば、「知らない国からの電話には出ない」「折り返さない」という行動を自然に選べるようになります。
日本で増えている+18の不審な着信の背景
近年、日本国内で+18から始まる迷惑電話が急増しています。特にスマートフォンの普及と共に、個人の電話番号が多くのオンラインサービスやアプリに登録されるようになり、これらの情報が詐欺業者に漏洩・販売されることが背景にあります。
また、海外の詐欺業者は、日本人の「電話に出ないと失礼かも」「重要な電話かもしれない」という心理をうまく突いてきます。そのため、特に高齢者層やITリテラシーが低い人が被害に遭いやすい傾向があります。
さらに、+18という国番号自体が一般的に知られていないため、受け取った人が「何の番号だろう?」と気になってしまうのも問題です。テレビやネットでも「国際ワン切り詐欺」がたびたび報道されていますが、手口は日々進化しており、油断は禁物です。
通信キャリアもこうした詐欺電話の遮断に取り組んでいますが、完全に防ぐことは難しく、ユーザー側が自己防衛する意識を持つことが必要不可欠です。
「国際電話詐欺」の典型的な手口とは
国際電話詐欺の典型的な手口の一つが「ワン切り詐欺」です。これは一度だけ電話をかけてすぐ切ることで、相手に「何の用事だったのか気になる」と思わせ、折り返しを誘導する手法です。折り返した先には、課金型の国際通話番号が設定されていて、数十秒話すだけで数千円〜数万円の通話料が請求されることもあります。
さらに巧妙な手口では、録音された音声で会話のように対応してくる「自動音声詐欺」や、オペレーターが実在するように装って情報を引き出す「なりすまし詐欺」も存在します。中には「あなたの荷物が届いています」など、日本人が引っかかりやすいシチュエーションを使ってくることも。
他にも、詐欺グループが電話中に音声認証用の情報を取得しようとするケースもあり、例えば「はい」と答えるだけでその声を悪用される可能性もあるため、警戒が必要です。電話に出るだけでリスクがあるということを改めて理解しましょう。
本当に必要な国際電話ならどう見分ける?
まれに本当に必要な国際電話も存在します。たとえば、海外に住む家族や友人、海外通販や旅行先の現地からの連絡などが該当します。そういった場合でも、多くは「発信者名」が表示されたり、SMSやメールで事前に連絡が来ることが多いので、いきなり無言で+18から電話が来るというケースはまずありません。
重要なのは、**「心当たりのない国番号は出ない」**というルールを徹底することです。また、出る前に一度「+18 国番号」と検索してみるのも有効です。ネット上にはその番号に関する報告が投稿されていることが多く、詐欺かどうかを素早く判断できます。
安心のためにも、電話帳に登録していない番号からの国際電話は基本的に無視して問題ありません。どうしても気になる場合は、家族や知人に「この番号から連絡があった?」と確認してみましょう。
+18からの電話に出るとどうなる?
高額な通話料が発生する仕組み
+18からの電話、特に+1809や+1829などの番号は、「プレミアム国際通話番号」と呼ばれる仕組みが使われていることがあります。これは、通話した時間に応じて高額な通話料が発生するというもので、あたかも有料コンテンツに電話しているのと同じ仕組みです。
たとえば、あなたが何も知らずに+18の番号に折り返し電話をかけたとします。最初の数秒は無言、次に英語の録音メッセージ、そして保留音…。このように、あえて時間を稼ぐような仕掛けがされており、あなたが切るまでの間にどんどん課金されていきます。
日本のキャリアから国際電話をかけると、1分あたり数百円から1,000円以上の料金がかかることもあります。しかも、プレミアム番号に発信している場合はその金額がさらに跳ね上がる仕組みになっており、数分の通話で1万円近くの通話料が請求される例も報告されています。
特に厄介なのは、この通話料が携帯電話の「基本料金」と一緒に請求される点です。つまり、気づいたときにはすでに高額な請求書が手元に届いている…という状況になりかねません。
折り返し電話は危険!課金型詐欺の罠
「ワン切りされたから何か重要な電話かも…」と思って折り返すのは非常に危険です。この手口こそが、詐欺グループの狙いなのです。
このタイプの詐欺は「課金型国際詐欺」とも呼ばれ、折り返した通話先には料金が加算される仕組みが仕掛けられています。通話の相手は人ではなく録音された音声や保留音、あるいは意味不明な会話で、相手にしているようでしていない時間が続きます。その間にも、通話料金は加算され続けていきます。
特に、「相手が出たのに無言」「ノイズだけ聞こえる」といったパターンは非常に多く、それでも「何かトラブルかも」と思わせてしまうのが詐欺グループの巧妙な心理操作です。これによって、通話時間が伸び、料金も高額になります。
さらに悪質なケースでは、通話に応じることで個人情報を引き出そうとするものもあります。「あなたの名前を確認したい」や「銀行口座の確認です」といった内容が含まれていれば、完全に詐欺であると断言できます。
「ワン切り詐欺」とは?騙される心理トリック
「ワン切り詐欺」は、一度だけ電話をかけてすぐに切るという手法で、相手に「なんだったのか気になる」「大事な電話かも」と思わせるトリックです。人は“未完了の状態”に対して強く意識を向ける心理的傾向があり、それを巧みに利用したのがこの詐欺です。
+18の番号からのワン切りは、特に夜間や早朝に行われることが多く、「急ぎの用事かも?」と折り返してしまうケースが多発しています。しかも、番号自体が日本の市外局番に似せられていることもあり、一見して国際電話と気づかないこともあります。
このような心理的誘導を利用して折り返し電話をさせ、前述の通り課金型の通話に導くのが詐欺の目的です。自分の好奇心や親切心が裏目に出ないよう、知らない番号、特に+18などの国際番号は「無視する」「検索する」習慣をつけることが大切です。
また、SMSやメッセージとセットで送られてくるケースもあり、「先ほどの件についてご連絡しました」という文言とともに電話番号が記載されていると、さらに信用してしまう危険性が高くなります。
通話中に情報を盗まれるケースも
+18の詐欺電話の中には、通話を通じて個人情報を盗み出そうとするタイプのものもあります。例えば、相手が「こちらは国際郵便センターです」「あなたの荷物が税関で止まっています」などと名乗ってくる場合、つい本物だと思い込んでしまいがちです。
こういった通話中に、名前・生年月日・住所・クレジットカード番号などを尋ねてくるのは詐欺の典型です。また、AI音声を使った自動応答で自然な会話を装い、うっかり情報を答えてしまうように誘導されるケースも報告されています。
さらに悪質なのは、音声認証用に「はい」「いいえ」などの声を録音し、その音声を使って他の詐欺に悪用することです。特に金融機関やカスタマーサポートを偽装した相手との会話では要注意です。
つまり、通話に出ることで通話料だけでなく、個人情報という「二重の損害」を受ける可能性があります。対策としては、知らない番号には出ない、出てもすぐ切る、相手の話に反応せずに情報を出さない、という3つの行動を徹底することが重要です。
「出るだけで危険」は本当か?
「出るだけで危険」という言い回しは、やや誇張されているようにも聞こえるかもしれませんが、実は一定の真実を含んでいます。なぜなら、詐欺グループにとって「電話に出る人」は“つながる番号”として記録され、再び狙われる可能性が高くなるからです。
一度でも出てしまえば、「この番号は有人応答が可能」と認識され、次は別の手口や違う番号からのアプローチが始まることがあります。しかも、AIによる自動通話システムは、出た人の声・反応・通話時間まで記録して分析し、「カモ候補」として扱います。
もちろん、通話に出た瞬間に通話料が発生する仕組みではありません。課金されるのは、主に自分から折り返した場合や、一定時間以上通話を続けた場合です。しかし、それでも「電話に出る」ことで名簿に登録されてしまうというリスクは無視できません。
「とりあえず出て確認」は危険です。+18など見知らぬ国番号からの電話は、出ずにネットで番号を検索し、信頼できる情報を確認してから判断するようにしましょう。
着信拒否する方法を完全ガイド
iPhoneで+18をブロックする方法
iPhoneでは、特定の電話番号や国番号からの着信を手軽にブロックする機能が備わっています。+18から始まる番号をブロックするには、着信履歴から簡単に設定できます。
まず、「電話」アプリを開き、「履歴」タブをタップしましょう。そこに+18で始まる着信が表示されていれば、右側の「i」マーク(情報)をタップします。画面下部に「この発信者を着信拒否」というオプションが表示されるので、これを選択すれば完了です。
ただし、iPhoneでは番号の「一部」だけをブロックする機能は標準では備わっていません。つまり、「+18で始まるすべての番号」をまとめて拒否するには、サードパーティ製アプリの導入が必要です。
Apple公式でも推奨されているアプリに「Truecaller」や「Hiya」などがあり、これらを使えば国番号ベースの着信拒否や、不審な番号の自動識別が可能です。また、iOSの「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」機能を使えば、連絡先に登録されていない番号からの電話をすべて自動で留守番電話に回すこともできます。
この機能を活用すれば、+18からの不審な着信だけでなく、すべての迷惑電話対策として有効です。
Androidでの着信拒否設定ステップ
Androidスマートフォンでは、端末メーカーやOSのバージョンによって設定画面が多少異なりますが、基本的な手順は以下の通りです。
まず、「電話」アプリを開き、着信履歴から+18で始まる番号を探します。番号を長押しすると、メニューが表示され、「ブロック」や「着信拒否」といった選択肢が現れるので、これを選べばその番号はブロックされます。
また、多くのAndroid端末には「着信拒否リスト」や「迷惑電話の自動検出」機能が標準搭載されています。「設定」→「通話設定」または「セキュリティとプライバシー」→「迷惑電話防止」などの項目から、知らない番号を自動で警告・拒否する機能を有効にできます。
さらに、Googleが提供する「電話」アプリ(Google Phone)は非常に便利です。このアプリには迷惑電話検出機能があり、不審な番号は赤く警告表示されるだけでなく、自動的にブロックする設定も可能です。
+18の国番号をまとめてブロックするには、やはり「Truecaller」などのアプリを使うのがベストです。これにより、不審な国番号からの着信を自動で拒否してくれます。
キャリア(docomo・au・SoftBank)の対策サービス
日本の主要な携帯キャリア(docomo・au・SoftBank)も、迷惑電話対策サービスを提供しています。これらのサービスを活用すれば、+18のような国際番号からの迷惑着信にも効果的に対応できます。
docomo:迷惑電話ストップサービス
docomoは「迷惑電話ストップサービス」を提供しており、ネットワーク側で特定の番号やカテゴリ(国際電話など)をブロックできます。My docomoから設定が可能で、通話料金が発生する前に着信自体を遮断できます。
au:迷惑メッセージ・電話ブロック
auでは「迷惑メッセージ・電話ブロック」アプリを提供しています。AIが迷惑電話と判断した番号を自動でブロックしたり、警告表示を出してくれる便利な機能が含まれています。
SoftBank:迷惑電話ブロック
SoftBankも「迷惑電話ブロック」サービスを用意しており、iPhone/Androidともに対応アプリがあります。特にソフトバンクは国際電話の発着信制限を細かく設定できるため、+18の国番号そのものを拒否することもできます。
どのキャリアでも、必要に応じて「国際電話着信を制限する」オプションが用意されているので、サポートセンターやマイページでの設定を確認しましょう。
無料アプリで迷惑電話を自動ブロックする方法
スマートフォンには、迷惑電話を自動で検出・ブロックする無料アプリが数多く存在します。中でも評価が高いのが以下の3つです。
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Truecaller(トゥルーコーラー)
全世界で5億人以上が利用する通話識別アプリ。迷惑電話のデータベースが非常に豊富で、+18などの詐欺電話も即座に検出してブロックします。 -
Whoscall(フーズコール)
電話がかかってきた瞬間に、番号の詳細情報や通報履歴を表示してくれるアプリ。オフラインでも番号を識別できるのが強みです。 -
電話帳ナビ
日本国内の迷惑電話情報に特化したアプリ。一般ユーザーからの通報情報が多く、日本語対応もしっかりしていて安心です。
これらのアプリはGoogle PlayやApp Storeから無料でダウンロード可能で、インストールしておくだけでも詐欺電話からの防御力が大幅にアップします。
さらに、一部のアプリでは「国番号での一括ブロック」機能もあり、+18だけでなく、怪しい国番号全体をまとめてブロックする設定もできます。
着信拒否リストを活用するコツ
スマートフォンやアプリ、キャリアサービスを利用する際に便利なのが「着信拒否リスト」の活用です。これは、個別にブロックしたい番号を自分でリスト化し、それらの着信を自動で拒否する機能です。
+18で始まる番号をいくつか確認した場合、それらをすぐに着信拒否リストに追加しておくことで、再度かかってくることを防げます。iPhone・Androidともに、電話アプリや設定メニューから手軽に登録できます。
さらに、アプリによっては「キーワード(例:+18)」で自動追加する機能があり、いちいち番号を手動で追加しなくても、パターンに合致した番号を自動で拒否してくれます。
また、迷惑電話があった番号をネットで検索してみると、他のユーザーの口コミや通報情報が出てくることがあります。その内容を確認したうえで、迷惑性が高いと判断できた番号はどんどん拒否リストに追加しましょう。
着信拒否リストを上手に活用すれば、繰り返しかかってくる迷惑電話のストレスから大幅に解放されます。
実際に被害にあった人の体験談から学ぶ
うっかり折り返してしまった結果
東京都在住のAさん(30代・男性)は、ある日スマホに「+1809」で始まる電話が着信したことに気づきました。心当たりがなかったため無視しようと思ったものの、留守番電話が設定されていなかったため、「急用かも?」と気になってしまい、数分後に折り返し電話をかけてしまったそうです。
しかし、電話はすぐにはつながらず、保留音のような音が数十秒続いた後、突然切れました。不審に思ったAさんがその番号をネットで調べたところ、「国際ワン切り詐欺」の情報が多数出てきて、初めて自分が詐欺の被害に遭っていたことに気づいたのです。
その月の携帯電話料金を確認すると、通常よりも1万円以上高額な請求があり、内訳を見たところ、「国際通話料金:ドミニカ共和国」と明記されていました。Aさんはすぐにキャリアに連絡し、事情を説明して料金の一部免除を受けることができましたが、「まさか出ただけで、こんな金額になるとは」と深く後悔したと言います。
このような体験談からも、「心当たりのない国番号は、絶対に折り返さない」という意識の大切さがよくわかります。
SMSに誘導された詐欺被害の事例
大阪府に住むBさん(40代・女性)は、ある日スマートフォンにSMSが届きました。内容は「先ほどの件について折り返しください。+1829-XXX-XXXX」というもので、まるで何かの予約や問い合わせに関する連絡のように見えたそうです。
Bさんは仕事の関係でさまざまな業者から電話を受け取ることが多く、特に疑うことなくその番号に電話をかけてしまいました。しかし、通話内容はまったく意味不明な英語で、相手の話が聞き取れず、そのまま1分ほどで電話を切ったとのことです。
その後、電話会社から「高額な国際電話料金が発生している」との通知が届き、約3,500円の追加請求が発生していたことが発覚。ネットで調べて初めて、自分が国際詐欺電話に引っかかっていたことを知ったのです。
Bさんは「普通のメッセージと見分けがつかなかった」と語り、それ以来、知らない番号からのSMSは一切開かず、まずネット検索する習慣をつけたそうです。
クレジットカード情報を盗まれたケース
神奈川県のCさん(20代・大学生)は、+18からの電話を受けたあと、「あなたのクレジットカードに不正利用の疑いがあります。カードの本人確認をお願いします」という音声案内に従い、うっかりクレジットカード番号とセキュリティコードを伝えてしまいました。
その直後、カード会社から「海外で高額な買い物がされている」という連絡があり、不審に思ったCさんが使用履歴を確認したところ、約15万円の利用が記録されていたとのこと。幸い、カード会社の対応が早く、被害金額は全額補償されましたが、大きなショックを受けたそうです。
この事例からわかるのは、+18からの電話で「金融機関」を名乗るケースの危険性です。実際のカード会社や銀行が電話でクレジットカード番号や暗証番号を尋ねることは絶対にありません。少しでも怪しいと思ったら、その場で電話を切り、公式サイトから本物の窓口に連絡しましょう。
電話番号から個人情報が特定された話
北海道のDさん(50代・主婦)は、+18からの着信に出た後、特に怪しい内容ではなかったため気にしていませんでした。しかし数日後、自宅に「おめでとうございます、懸賞当選のご案内です」と書かれた郵便物が届きました。
不思議に思いながらも内容を確認してみると、「アンケートにご協力いただいた方の中から抽選で…」などと書かれた文書が同封されており、さらに住所・名前・電話番号がしっかり印刷されていました。
その後、Dさんは詐欺まがいの通販広告や偽の当選通知などを毎週のように受け取るようになり、個人情報が漏れてしまったのではと不安に…。専門家に相談したところ、「通話中に録音された音声や通信情報を基に、AIで情報を紐づける詐欺手法がある」と説明されたそうです。
このように、たった一度の着信で情報を逆手に取られるケースもあるため、油断は禁物です。
被害後にどう対処したか?リアルな証言
最後に紹介するのは、実際に被害に遭った後の対処法を実行し、今では自衛策を徹底しているEさん(40代・会社員)の話です。Eさんは、+18からの電話に出たことがきっかけで、翌月の請求が1万円以上に膨れ上がっていました。
すぐにキャリアに連絡し、事情を説明したところ、「不正な国際電話の可能性があるため、通話履歴を確認の上、一部返金対応が可能です」と案内を受けました。また、「今後このようなことが起きないように」と、国際通話の発信・受信制限を設定し、迷惑電話ブロックアプリも導入したとのことです。
さらにEさんは、家族や同僚にもこの体験を共有し、「見知らぬ国番号には絶対出ない」「折り返さない」「SMSにも注意」といった注意喚起を行いました。そのおかげで、家族の中でも同様の被害を未然に防ぐことができたそうです。
このように、被害を受けたとしても、迅速な対応と予防策の導入で再発を防ぐことが可能です。
今後のためにできる予防策とは?
見知らぬ番号は「出ない」が鉄則
+18のような見知らぬ国番号や、登録していない番号からの着信があった場合、一番大切なのは「出ない」ことです。これは迷惑電話や詐欺電話への最もシンプルで効果的な対策です。電話に出てしまうと、詐欺師に「この番号は生きている」と認識され、再度ターゲットにされる可能性が高まります。
中には、「知らない番号だけど重要な用事かもしれない」と考える方もいるでしょう。しかし、本当に必要な連絡であれば、留守番電話やSMS、メールなどで再度の連絡があります。逆に、何のメッセージも残さずに何度もかけてくるような番号は、詐欺や迷惑電話の可能性が非常に高いです。
電話を取る前に、必ずネットで番号を検索してみましょう。「+18 電話番号」などで検索すると、同じように着信を受けた人の体験談や、詐欺電話として報告されている情報が出てくることが多いです。このワンクッションが、あなたの身を守る防波堤になります。
一見、簡単なルールですが、「出ない勇気」が迷惑電話から自分や家族を守る第一歩なのです。
国際電話の設定を見直そう(受信制限)
スマートフォンには、国際電話の受信・発信を制限する設定があります。これを有効にすれば、そもそも+18などの国際番号からの着信をブロックすることが可能です。特に海外とやりとりする必要がない人にとっては、この設定は非常に有効な予防策になります。
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をオフにしたり、キャリアによっては「国際電話の着信制限」などの項目からブロック設定が可能です。
Androidでも、「設定」→「通話設定」や「SIMカード設定」→「国際通話制限」といった項目があるので、端末に合わせて見直してみましょう。
また、キャリアのマイページ(My docomo、My au、My SoftBankなど)からも国際電話の制限設定が可能です。これにより、意図しない発信や受信を未然に防げるため、設定しておくことで安心感が格段に増します。
国際電話の設定を見直すことは、まさに「見えない保険」です。使わない機能は無効化して、被害リスクを最小限に抑えましょう。
家族や高齢者に周知すべきポイント
+18からの電話被害で特に注意が必要なのは、スマートフォンの操作に慣れていない高齢者や、情報リテラシーの低い家族です。詐欺グループは、こうした層を重点的に狙っている傾向があるため、家族間での情報共有がとても大切になります。
まずは「見知らぬ番号には出ない」「折り返さない」「個人情報を口にしない」といった基本ルールを、家族全員に共有しましょう。高齢の両親や祖父母がスマホを使っている場合は、一緒に迷惑電話ブロックアプリをインストールしたり、国際電話の制限設定を行うのもおすすめです。
また、実際にあった詐欺の事例を具体的に話すことで、ただの注意喚起よりも説得力が増します。たとえば、「知り合いが+18の電話に出て高額請求された」といったリアルな体験談を元に説明すれば、「自分も気をつけよう」という意識が高まります。
家族全員が同じ知識と危機意識を持つことで、詐欺被害のリスクを大幅に減らすことができます。
不審な番号を調べるおすすめサイト
知らない番号から着信があった場合、その番号が危険かどうかを素早く調べられる便利なサイトがあります。こうした「電話番号検索サイト」は、全国のユーザーが迷惑電話の情報を共有しているため、詐欺電話を見分ける強力な味方になります。
以下は特に信頼性の高いサイトです:
サイト名 | 特徴 |
---|---|
電話帳ナビ | 国内ユーザーからの通報数が多く、リアルタイムで更新されている |
WhoCallsMe | 海外番号の情報が豊富。英語だが+18などの国際番号に強い |
jpnumber | 日本の企業・個人の番号もデータベース化されており、検索が簡単 |
迷惑電話番号サーチ | 国内外の迷惑電話データをまとめて検索可能 |
これらのサイトで番号を検索すると、「迷惑電話」「詐欺の可能性大」「過去に折り返して高額請求があった」などのコメントを見ることができます。
着信履歴に知らない番号が残っていたら、すぐに電話をかけるのではなく、まずは調べるという習慣をつけましょう。特に+18のような見慣れない国番号は、検索によって「危険かどうか」を判断する重要なヒントになります。
最新の迷惑電話対策アプリまとめ
スマートフォンで迷惑電話をブロックするには、専用のアプリを活用するのが効果的です。以下に、評価が高く日本語対応しているアプリをいくつか紹介します。
1. Truecaller(トゥルーコーラー)
世界中で5億人以上が使う信頼性の高いアプリ。不審な電話番号を自動的に識別し、着信前に「スパム」などと表示してくれます。迷惑番号はデータベースで常時更新されており、+18の詐欺番号にも迅速に対応可能です。
2. Whoscall(フーズコール)
オフラインでも番号を識別できるのが最大の特徴。通報ベースで不審な番号をブロックしたり、ユーザー同士で情報を共有できる機能が便利です。
3. 電話帳ナビ
日本国内の迷惑電話に強いアプリ。ユーザー投稿数が多く、詐欺電話の情報をリアルタイムで把握できます。日本語表示で使いやすいのが魅力。
4. 迷惑電話ブロック(SoftBank公式)
SoftBankユーザー向けの公式アプリ。通話前に迷惑度をランクで表示し、自動でブロックする機能もあり、初心者でも安心して使えます。
5. あんしんセキュリティ(docomo公式)
ウイルス対策やフィッシング詐欺対応とあわせて、迷惑電話対策機能も搭載。家族向けの安心サービスです。
こうしたアプリを導入することで、知らない番号からの着信に不安を感じることが格段に減り、安全なスマホライフを送ることができます。
まとめ
+18で始まる電話番号からの着信は、一見すると普通の国際電話のように見えますが、その多くが「詐欺目的」である可能性が高い非常に危険な番号です。電話に出ることで通話料金が発生したり、折り返すことでさらに高額請求がくるといったトラブルも実際に多発しています。さらに、会話中に個人情報を抜き取られるケースや、出ただけで「つながる番号」と認識されて名簿に登録されてしまうといったリスクもあります。
この記事では、+18の国番号の意味、詐欺の仕組み、被害事例、そして着信拒否の方法や予防策を網羅的にご紹介しました。iPhoneやAndroidでの設定方法、各キャリアのサービス、さらにはおすすめアプリや便利な検索サイトなど、誰でも実践できる対策を詳しく解説しました。
最も重要なのは、「知らない番号には出ない・折り返さない・調べる」という習慣を身につけることです。あなたや家族を守るためにも、この記事の内容をぜひ日常に活かしてください。